2013年8月6日火曜日

まいど

毎年同じ「合格基準」で合否判定しているということは、資格付与に際して確認すること
がブレないというなんだと思う。
資格試験なんだから当たり前と言えば当たり前か。
KKの報道発表資料に
一級建築士試験設計製図試験内容の見直しの具体的対応について
というものがある。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000111.html
その中に、
◯専門分化している建築計画を調整し,取りまとめていく基本的な知識・能力等を確認するために、
・合格基準の設定に関し、配点構成を「空間構成(*1)」と「意匠・計画(*2)、構造、設備」に大別し、「空間構成」に関し、足切り点を設定するものとする。
(*1):建築物の配置計画、ゾーニング・動線計画、所要室の計画、建築物の立体構成等
(*2):図面表現、所要室の機能性・快適性等
と書かれている。
当然、「調整し,取りまとめていく知識・能力を確認するための問題がまいど出題されているはず。
過去問の敷地及び周辺条件をタテ読みしてみると、H20までは、
H11-H20
角地ないしは南北二面接道という敷地条件の設定が多いのですが、
いずれも主となる道路は想定しやすい。(幅員が広い道路、接道距離が長い道路)

新制度になってからは様相が変わってきて
H21:三面接道、機械式駐車場の要求
H22:アプローチは、公園又は遊歩道からでもよい。
H23:老健、通所者は送迎車利用
H24:メインエントランスを道路側、サブエントランスを公園側に設け、公園からもアプローチできるものとする。
条件で縛るというより、解答の幅を広げようとしているのではないかという試験委員の意図を感じる。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    初めまして。
    あまりに記事が面白いのでコメントさせていただきました。
    試験前に建築史の資料を公開して下さったにも関わらず生かしきれず本試験を迎えました。来年こそは学科突破したいです。
    いつも面白い記事を有難う御座います。

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    1. こんにちは。
      56点男さん?、まっくすさんですよね。
      コメントありがとうごさいます。
      勉強時間が思うように取れないようですが、過去問だけで合格圏に入れる試験なので、
      割り切って勉強して下さい。
      要領よくやれば1巡でも大丈夫です。

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