2013年9月22日日曜日

周辺環境


初代塾生ののび太、オットマタマチガエマシタ(m(_ _)m
nobutaさんが、周辺環境のことについて書かれていたので過去問の標準解答例を見てみると・・

H21_①
H21年の標準解答例①では、東側の集合住宅に面する部分がコアになっていて配慮?してある風ですが、
H21_②
標準解答例②の方はセンターコアなので南側オフィスからは集合住宅のバルコニーが見えます。
正面に向き合っているわけではないのでそれほど気にすることでもないのかというところ。
南側の一戸建て住宅に対してはセットバック距離を5mとって配慮なのだろうけれど。
計画の要点等で、
②東側・南側住宅地について、配慮したこと
を記述するように求められているので、
東側集合住宅のバルコニーの位置と向きに配慮して、バルコニーに面して開口部を設けない計画とすることで集合住宅のプライバシーが確保できる計画とした
などと書いてしまうと不整合ということで減点があるのでしょうけれど。

H23年の標準解答例②でも
H23_②
療養室を北及び南側にすることで、東西の集合住宅のバルコニーに向けないよう計画しているのかもしれませんが、
H23_①
標準解答例①の方では、おそらく療養室の採光や日照に配慮して東西の前面道路に向ける計画としています。
計画の要点等では
③療養室A及びBの計画について、その位置とした理由
を記述するよう求められていますが、不整合が無いように常識的な記述が書かれていれば問題なかったのだと思います。
試験元が求めているものは、
「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画」することなので、常識の範疇で合理的な説明がつけられれば問題ないんだと思います。
ちなみにH21(近隣商業地域)もH23(第1種住居地域)も敷地は大都市近の市街地でした。
後から計画する建物は、他の建物の窓面に面しないようしなければならないのでは計画が成立しません。
課題文条件に明記されていれば配慮は必要だと思いますが。
問題の条件を決めるのは試験元なので、解く側は書かれている条件を充たす計画をするだけだと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿