2014年6月3日火曜日

火災

メモです。
【07081】耐火建築物では,火災が最盛期に至ると火災室内における燃焼は開口部から流入する空気量に依存するようになる.

[解説]RC造などの耐火建築物においては,
    火災初期の段階では,室内空気量によって燃焼が行われるが,
    最盛期に至っては室内の空気量が減少するため,
    燃焼は開口部から流入する空気量に依存するようになる.

そのまんまですが、火災では
■ 可燃物
  • ■ 点火する熱エネルギー
  • ■ 酸素供給源
が揃わないと起きません。
 &
燃焼を継続するために連鎖反応が必要になります。
(ちなみに、消火というのはこの内のどれかをなくせばいいわけなので、窒息とか冷却とかをすることになります)

24054室内の可燃物量が同じ場合,一般に,外気が流入する開口面積が大きいほど
火盛り期の火災継続時間が長くなる

の場合、(おそらく07081と同様、耐火建築物等のつもりの出題なんだと思います。木造で開口部ごと燃えてしまうと・・ウ〜アタマが^^;;;
囲われた建築物の火災の場合、内部の可燃物の燃焼速度は、開口部から入ってくる空気(酸素)の量(入ってくる分だけ煙が出ていけないとダメなんですが)によることはイメージできると思います。
換気支配型火災(囲われた空間の火災は開口部の大きさが燃焼速度を決める)
なので、
開口部(面積と開口部高さ)が大きくなれば燃焼速度は速くなり、開口部が小さくなれば遅くなります。
(告示:建告1433 に何やら書かれています
ということは、
可燃物量が同じ場合は、
燃焼速度が早くなる→火災継続時間が短くなる(時間あたりの発熱量は大きくなります)
燃焼速度が遅くなる→火災継続時間が長くなる(時間あたりの発熱量は小さくなります)

(解答)・・×

外から入ってくる空気が少ないより多い方が、燃えそうだよね~
です。

ただし、解説のウラを読むと…^^;
室内の可燃物量が同じ場合,
といっても、その量にもよるわけで、
ある一定以上の可燃物量が無ければ、開口部をいくら大きくしても燃焼速度は速くなりません、たぶん。可燃物の表面積による「燃料表面支配」になります。
中央の開口部の大きさで流入空気と流出煙が釣り合い燃焼速度が決まっている
左の開口部の大きさで流入空気と流出煙が釣り合い燃焼速度が決まっている
なので、解説の「釣り合うと長くなる」は「もうこれ以上早くはならない」ととればいいんだと思います。考え過ぎ?

あと、一般に,
と書かれているので
開口部は小さいけれど風が強い・・本当ですか?
隣接建築物があって空気や煙の流出入を遮る
なんていうことは考えなくてもよさげ(ワタシだけか…^^;

4 件のコメント:

  1. 取り急ぎ~。
    これ、ウラ模試の問題じゃなくて、
    24年の問題です。
    24054です。
    satoさんも、きっとこの問題、見ていたはず~。

    ・・・しかし、そろそろ、事務局の方に、無償で最新版を渡してもらっても
    よいんじゃないかなーと、思うぐらい、フォローいただいてて、
    感謝感謝です。

    後で、じっくり拝見して、考えます。

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    1. すんません。すっかり忘れています^^;
      修正しました。

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  2. OBの方々から、本当に色々恩恵をうけているのに
    事務局の方も、最新版渡してもいい様な気が、私もします

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    1. こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      ん〜、勝手に応援(要らんお世話?)してるだけなので…^^;

      試験受けられるのでしょうか?
      過去問が繰り返し出題される試験なので
      要領よくやって下さい。

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