2014年8月2日土曜日

地域の連携機能_2

ここは、学科でいう“深入り”だと思います・・・
温浴施設のある「道の駅」という設計課題を解くために、
ポンプやボイラー,オイルタンク,循環ろ過機,ブロアー,貯湯槽,受水槽の役割等
なんて知らなくても大丈夫なのと一緒です。
(べ、別に知ることがダメといってるわけではないですよ(汗)

ネット見学等で「道の駅」の地域連携機能というのを分類・整理してみると、
地域振興型:コミュニティ機能、厚生・福祉機能、文化振興・教育学習機能
産業振興型:観光振興、農林水産業振興、6次産業(農工商の連携)
という分類ができそうです。
具体的には、
・コミュニティ機能:地域と道路利用者の交流&地域住民同士の交流等
・厚生・福祉機能:(障害者等の)雇用創出、リハビリテーション等
・文化振興・教育学習機能:催事や地域紹介、体験学習等

・観光振興機能:ツーリズムの展開、温泉・足湯等
・農林水産業振興:特産物販売、加工品製造等
・6次産業:農商工連携、新商品開発等
といったものがあるようです。

「道の駅」の必須要件は駐車場やトイレといった休憩施設と情報発信施設なのですが、
もうひとつの機能である、地域の連携機能を提供する施設の設置の目的が
地域の活性化:交流の拡大や高齢者対策等を重視(自治体が運営)
なのか
利益追求:観光振興や農林水産業振興
なのかということでも、その「道の駅」の個性の表れ方に違いがでてくるのだと思います。

(参考)
(一般財団法人)国土技術総合センター「道の駅」の機能に関する研究
(→http://www.jice.or.jp/jishu/t2/201010180.html

それと、そもそもというか、地域の連携といっても、
・その地域内での連携:「道の駅」がその地域の核になる等で、地域が一体となる
ということと、
・地域間(地域と地域との間)の連携:地域と地域が協力する場としての軸となる「道の駅」
ということでの分類もあるのですが、
それぞれの「道の駅」の設立目的や運営母体により事業内容が異なるため課題も多いようです。

以上調べてみたことを書きましたが、
「設計製図の試験」ではココまで踏み込んだ課題文条件が与えられることはないと思います。
ただ、いろいろ考えてしまうタイプの人は一度整理しておくと試験中に聞かれていない思いつきにとらわれることがなくなると思います。
(初受験とか普段設計とかされていない方は、こういうことはスルーで問題ないと思います。気になるのであれば、試験が終わってから考え直してみるくらいでいいと思います)

2 件のコメント:

  1. 地域の連携。。。
    調べるといろいろあるんですね!

    セミナー室や談話スペースが
    出てくるのかな、程度にしか
    考えてませんでしたよσ^_^;

    Nの課題をトレースしていると
    お風呂といい
    セミナー室といい
    H25年のセミナーハウスを
    思い出しますね〜(^^)

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    1. こんにちは。
      「設計製図の試験」は
      考えるのではなくて、
      試験元から「与えられた内容及び条件を充たす計画」
      をするものですよー。

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