2015年2月24日火曜日

合格基準等_02

試験内容の見直しでは、見直しの基本的考え方が、
建築設計全般に関する基本的な知識・能力等を確認するとともに
専門分化している建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力等についても確認できる試験内容とする。
とされていました。
先日、「ウラ条件」ということを書きましたが、試験元としては、《調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力》というのは確認しておきたいことのハズ。

今年の標準解答例は、
となっていましたが、計画の要点等では、特記事項に
・眺望に配慮する。
とあるレストランと、
・自然採光及び自然通風に配慮する。
とある浴室については、その位置とした理由を記載できるような出題となっています。

おそらくですが、出題意図が

専門分化している建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力
を確認するためだとしたら、
「眺望に配慮」と「自然採光、自然通風、日射の遮蔽」とのバランス(取りまとめ)をどのようにしたのかで,いろいろな考え方を許容しそうです。

公園の眺望がそれほど悪いとは思えないので、自然通風と日射の遮蔽に配慮することを重視するなら、北東角で二面開口を確保するというほうが
南西角での二面開口を確保するよりいいという考え方はアリだと思いますし、条件違反にはなりません。(合格案にもあります
ウラの課題文はわかりませんが、“血みどろマダム”の接待も捨てたもんではなかったのかもしれない(あくまで設計条件(自然通風や日射の遮蔽)によるのですが…^^;

沖縄県会場再試験では、
フードコート(記述あり);・自然通風に配慮する。
浴室(記述有り);・眺望に配慮する。
休憩室;・眺望に配慮する。
という出題です。標準解答例は・・・
景色のいいのは東側なので、眺望に配慮で東面させると日射の遮蔽は問題なさそう。
「ウラ条件」は自然通風か?勾配屋根指定は無かったのですが、頑張って段違いや越屋根にしてハイサイドライトを取ると、ゴホウビが出る・・・本当ですか?
(勝手なこと書いてますm(_ _)m

「設計製図の試験」で求められる、

建築設計全般に関する基本的な「意匠・計画、構造、設備」の知識・能力を確認するため
の問題は、マニュアル暗記(鵜呑み)でも対応できるのかもしれませんが、
建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力を確認するための問題
のほうは、試験元の出題意図を推定して検証(解き直し)することのほうが対応策としては効率がいいような気がします。

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