2015年10月29日木曜日

ライトアップ?

土曜日がラグビーワールドカップのファイナルですが、ロンドンアイがライトアップという記事を見つける。ライトアップって、ワラビーズ(豪州)はわかるけどオールブラックス(新西蘭)は黒一色ですけんど・・ライトダウンとか^^;)
公式HPを見にいくと
London lights up ahead of Rugby World Cup 2015 Final 
というヘッドライン。やっぱりライトアップって言うんや〜( ゜0゜)
半分消してるだけじゃね?と思ったのはナイショだ<マテ
もっとも国旗じゃ見分けがつかなそうだし<ぉぃ
入れ替わっても気付かないかも<コラ
色々考えたんだろうな。
最後はアドリブ勝負,だったのかもしれません^^;)

【追記】
豪州と新西蘭、国旗には南十字星がデザインされているのですが、新西蘭(赤組)は星形五角形(pentagram)、豪州(白組)は頂点が7つある星、知らなかったよ・・・

【追記の追記】
本人?たちも、まぎらわしいと思っているらしく変える変えないで国民投票をするらしい。
変更になったときの候補(現在は4案に絞り込まれているようです)NZ政府公式HPより

2015年10月28日水曜日

RWC2019 富士山には・・・

ラグビーワールドカップも今週末のファイナルで終了。次回2019年のラグビーワールドカップの日程(開幕戦、決勝戦)とロゴが発表されました。

World Rugby unveil official logo and set tournament dates for RWC 2019

Design features two of Japan’s most recognisable symbols, the rising sun and Mt Fuji
ということのようですが・・・

ジャパニーズの感覚では、こんなん
葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
コレは「月」です
がモチーフ?なんてことを思い浮かべてしまった・・・m(_ _)m
外人(本場は欧州、南半球なんでアメリカ人は少数派)さん的にはやはりこうなのか( ̄ー ̄;

H27_「設計製図の試験」_14

エスキースがまとまったら、面積計算をして計画の要点等から仕上げていきますが、いくつか初出の設問がありました。
一つは、
住宅部門のセキュリティ管理及び平面計画(3階)について考慮したこと。
セキュリティに関してはH24にも出題があったのですが、「平面計画(3階)」って何?基準階の平面計画ではなく3階指定なのか?違いは・・・
(3階)としているということは、4,5階にはない屋上庭園の配置計画とかを聞こうとしていたのだろうか?よくわかりませんが。

もう一つは、
レストランの厨房の排気計画において、排気ファンの設置位置、その位置とした理由及び排気ダクトのルートの考え方に付いて考慮したこと。
何だか随分細かいことをという気もしますが、無難にメンテナンス(清掃)のこと(家庭のレンジフードの換気扇と同じことです)とか騒音(運転音)のこととか書いておけばいいのかと思ったのですが、排気口の位置だとか厨房内を負圧にだとかいう解答例があるのだとか?これって排気ファンの設置位置について答えていることになるのだろうかという感じ。聞かれているのは、厨房の換気計画についてとかではないように思いますが・・・

【追記】
以前、設備やさんに聞いた話ですが、厨房のダクトの排気ファンは吹出口側(末端)に設けるのがフツー。

ダクトというのはジョイント(継ぎ足し)して施工するので、ガス管とかとは違ってわずかながら漏洩の可能性があり、排気ファンをフード側(吸込口付近)に設けて排気を押し出すように計画すると、油煙や臭気が漏れたとき室内に流出することがあるらしい。なので万が一漏れがあっても、その隙間から空気を吸込むように計画(ダクト内が負圧になるよう)するのが安全側になるそうです。

2015年10月27日火曜日

H27_「設計製図の試験」_13

あとは残りの要求室を空いたところにポンポンと置いていきます。
倍コマ
1階は、コアを北側に出した分、面積が余った感じなので2コマをピロティにして車椅子使用者用駐車場と駐輪場にしています。
その他必要と思われる室等としては、厨房、施設管理室用に便所と更衣室くらい。サービス用EVも取れたので食事だけでなく、洗濯室、倉庫(リネン庫)もサービス用EV回りでまとめています。
とりあえず要求室は全部納まったはずなので、(チェックをしたら)スパン寸法を決めて1/400で要求室をキッチリ納めていきます。
スパン割
東西は、住戸部分6m、屋上庭園を約100m2確保するために7m、南北は7mで、吹抜け寸法も約100m2となりいけそうです。

2015年10月26日月曜日

H27_「設計製図の試験」_12

倍コマで大枠が決まったら、コアを納める前に設備シャフトをチラッと検討。2階建てとかならアトからでも何とかなりますが、基準階まで縦シャフトを通すとなるとあまり融通も利かない。コアの壁は間違いなく上階まで通っているので結構使える場合があります。

基準階のPS(MB)と洗濯室のPSを描き入れて
基準階PS
下階に降ろすと、
2階PS
吹抜けの上とか何ともならない位置のものは天井裏で横引き、近いところでまとめてしまい、さらに下に降ろします。2階の浴室下は設備スペース(予定)、便所の下に1階の便所を設けるといい感じになりそう。
1階PS
給排水、ガス、空調(冷媒)は何とかなりそうです。

電気は、設備スペースの電気室から2階、基準階住戸までのルートが必要なのですが、とりあえずコアのところにEPS。難しいようならばPSを通せないこともないのでスルーします。要点の記述もないし^^;)
EPS
屋上受変電設備ではないので、縦に通さなくてもよい1階はテキトーに考えます。

何故か今回は、厨房の排気計画の記述があります。
レストランといっても色々。こんなん↓
山東京傳『唯心鬼打豆』タダゴコロ オニウチマメ寛政4年刊より
思い浮かべて、集客性に配慮し歩行者専用道路側に・・・とか書いた人もいるかもしれない。・・・本当ですか?製図試験の正解は一つではありません.byペンギン_san
または、アトで考えればいいやー、と思って、こんなんで
外壁面に・・
南極、オットマチガエマシタ、難局を乗り切った人もいるかもしれません。用意しておいた屋内床面積の有効利用というマニュアルも使えます。
一般的には、DSを計画しておいて屋上もしくは吹出し側に排気ファンを設置(ダクト内を負圧にする)というのがフツー。こんなダクトルートでも何とかなりそうです。
DS
吹抜けの空調に床置ダクトタイプとも思ったのですが、1スパンなので天井内カセットタイプでいっかーということにしました。

【追記】
週末は、紀の国わかやま大会(全国障害者スポーツ大会)。今回は行ってませんが、選手が送ってきた写真。
秋葉山公園県民水泳場
屋根(小屋梁)はS+木のハイブリッドトラス。試験の敷地より大きい50mプールの無柱空間です。「試験」で来年くらいチャレンジする人はいるかな?

2015年10月25日日曜日

H27_「設計製図の試験」_11

チビコマで大枠の見通しがついたら、倍コマで要求室を入れ込んでいきます。
住宅部門のコアは東側(西はサブというか避難用)としたので、4、5階の居住者が庭園を利用することを考えると屋上庭園を西側という案はない。自然通風を積極的に取り入れる計画(ようは入口(欄間?)を開け放すということ)にしたいので、北側案はプライバシー的にない。ということで屋上庭園は東側にしました。住戸間口をミニマムの3mとして6m×6スパン+コア・屋上庭園で東西7スパンで検討(というかほぼ決めつけ)します。

ウツワは1階17コマ(≒850m2)、2階15(750m2)+2(吹抜け)コマというヨミだったのですが6mスパンだと1階21コマ(≒840m2)、2階19(760m2)+2(吹抜け)コマ見当といったところか?
とりあえず柱をプロットしてイケてるチビコマ案で要求室をレイアウトしていきます。
基準階は、
という感じ。決めてない談話ラウンジ(≒30m2)と洗濯室(≒15m2)は、ローカに沿ってコアの西側に・・・
ん〜、住戸11、住戸12の風通しが悪くなるけどしょうがないかー( ̄ー ̄ )
と思って進めていたのですが〜、
1階のレストラン、ギャラリーへのアプローチを考えているときに東側コア部分を南北1スパン広げることにしたので、基準階は南側セットバックに変更して、
屋上庭園を2階南側の屋上に半分かかる位置にしました。

次に、アプローチを決めたいので2階を飛ばして1階を攻めます。
浅ーい考えで、ギャラリーもレストランも歩行者専用道路側から直接アクセスできるようにしておけばいいやーと思っていたのですがー、
エントランスホールからの動線とレストランのテーブル・椅子等というかレジカウンターの位置がしっくりきません。居酒屋のようにテーブルで会計というやり方もあるかもなんですが・・・
(室内プランや什器レイアウトは部分的に1/200で描いてしまい、作図時には考えないでトレースします)
フツーはレジ(会計)が入口近く、エントランスホールからの動線が・・・

2つのアプローチをレストランの外部で合体させて入口を1ヵ所にすれば・・・
♪ええねん、♪ええねん、乗ってきました〜
特記事項が「外部から直接アプローチできるように」とかではなかったのは、こういうことか・・・本当ですか?
ノリノリで、南側をピロティにして、日射の遮蔽に配慮〜も思いつきます<( ̄^ ̄)ゞ
残る動線条件の機能訓練室》⇔《厨房》を考えたいので、2階を見ます。
EVが2階に着いてドアが開いたら受付カウンターが見えるというのがフツー。
設計条件にないのでちょっと迷いましたが、下足入れはあるっぽい・・・本当ですか?
受付カウンターにスタッフルーム、休憩スペース、更衣スペースが付いているので、その流れで相談室、医務室でしょう。
ということで管理系諸室をククリます。
通したローカに沿って、公園に面した南面に機能訓練室、西面に浴室をレイアウト。
島ママの言う通りに
利用者のゾーンと管理のゾーンは分けたほうがいい、
機能訓練室から各浴室へはホールを介さずに行けたほうが良い
としましたー。
調子に乗って、機能訓練室も日射の遮蔽に配慮しちゃいました〜(^_-)v
1階の厨房と2階の機能訓練室(食事スペース)は重なるので食事の搬入も何とかなりそう。コア回りを納めてみてサービス用EVが設けられなければ小荷物専用昇降機です。

2015年10月24日土曜日

H27_「設計製図の試験」_10

ちょっと“より道”しましたが、チビコマをもう少し回します。
Ap:北センター入り、Z:階別、エントランスホールに吹抜け(採光確保)、基準階は北側片廊下
1階、基準階の残りの要求室は寸法調整で納まりそうなので、2階を見てみます。
設計条件にある、デイサービス部門に設けるエレベーター(コア)をどこに打つかなんですが・・・
ココまでは、ほぼ決め打ちで問題なくサクサク進めてきましたが、2階のコア位置はちょっと考えてみないとハマりそうな予感( ̄_ ̄ i)
A:エントランスホールを入って左右(東西)に振り分け案。
 (ウラ的にはゾーンの方向性を明確にとかカッコよく言うようです(^-^)//""
B:住宅部門のEVと並べ(近接させて、行き先階別のEVのあるEVホール案。
C:デイゾーン内の利用者系諸室と管理系諸室の間にコアを打って部門内ゾーニング
 (グルーピング)を明快にする案。
くらいのパターンがありそうです。
コアのパターン
Aパターン、Cパターンは、オイラ(あちき)はゾーニング(の明快さ)がわかってますよー!というアピールがしやすそうなんですがー、
デイサービス機能は、上階の居住者も利用できるという設計条件があります。
とするとー、
居住者は住宅部門のEVを利用するだろうから利用者が2ヵ所から来所することになり、分けたつもりの動線が。。。
明快なはずが。。。通称:チャンプルー状態に(;゜0゜)
しかも、ゾーンの入口(EVを降りたところ)に設けたい受付カウンターが
スタッフルーム:・介護スタッフと事務員の計9人が使用する。
        ・受付カウンターを設ける。
        ・休憩スペースを設ける。
        ・男性用及び女性用の更衣スペースを設ける。
とエントランスホールに次ぐ特記事項のてんこ盛りなので、ポンと置くというわけにはいきそうもなく、ドーンと場所を取るという感じ。力技で受付ホールとかにして機能訓練室と浴室を受付のあるスタッフルームを挟んで振分けるとか。。。
南ぬ島のほうから、( °д°)!?ブツクサというつぶやきが聞こえてきそうです^^;)
とはいえ、臨機応変、口からでま、オットシツレイシマシタ、機能訓練室と浴室を近接させと書く予定を変更して何とかまとめることはできそうです。
もしくは、混乱の元の住宅部門に設けるEVを2階には着床させずに一度エントランスホールまで降りてもらい、デイ部門のEVで上がってきてもらうことにすれば一件落着?ん〜、かなり強引な気もします^^;)

一方、Bパターンだとデイの利用者は同一方向から入ってくるのでデイ内部の動線計画は、ローカを通してスッキリと納まりそうです。
コアを結んでローカを通す

この施設(2階以上)は、居住者、デイ利用者(スタッフによる送迎)という特定多数が利用するものです。マニュアルにある「はじめて来館した利用者がわかりやすいように・・」とか書くと「知識及び技能」の有無に疑念を抱かれるかもしれません。確かに、デイ利用希望の相談者とかの“はじめての来館”はあるかもですが、EVが分かれている配置のほうがわかりにくいんじゃね?という気もします・・・本当ですか?
などと考えて、Bパターンで進めてみました。(どーやら、ココが少数派への道への分岐点だったようですが・・・( ̄ー ̄;

【追記】
ジャパン(ラグビー日本代表)のバイスキャプテン(副将)が公式HPを開設したとかで見にいったら・・・
【追記】ときどき休憩、夢への“より道” (ジ、ジョークですm(_ _)m
ま、真似しまくっちゃうのかな・・・(ノ゚ο゚)ノ

2015年10月23日金曜日

H27_「設計製図の試験」_09

集合住宅という設計課題は過去20年で
H18:市街地に建つ診療所等のある集合住宅
H13:集合住宅と店舗からなる複合施設
H11:高齢者施設を併設した集合住宅
という出題があります。
H18は、診療所及びレストランを併設した施設ということで共用部門のエントランスホールとは別に、住宅部門に居住者用エントランスの要求があり、併設の施設とは独立したエントランスとなります。
エントランスホールへアクセスする自動ドアの電源はどっちから・・・?
そもそもドアはどちらの管理になるんだろう??

とかは考えなくてもいいんだと思います。

H13は、住宅部門にエントランスホールの要求があり、店舗部門のギャラリーと書店が2階という設置階指定なのですが、店舗部門には
各店舗は独立して管理・運営され、入口はそれぞれ専用に設けるものとする。
住宅部門には、
住宅部分の共用廊下やエントランスホールは、防犯に配慮した計画とする。
という特記事項があります。住戸に住んでいる人がギャラリーや書店に行くこともあるかもですが、住宅部門と店舗部門とは分離した動線計画とすることが求められていたと思います。

H11も同様で、主文に
高齢者施設と賃貸集合住宅については、管理主体が異なるため、管理区分が明快な計画とする。
と明記されていて、高齢者施設にエントランスホール(1)、住宅部門にエントランスホール(2)という要求と
エレベーターは、ショートステイ部門用(1階、2階に着床)として乗用1基、(寝台用11人乗り、油圧式)、住宅部門用(1、3〜7階に着床)として乗用1基(トランク付き9人乗・ロープ式)を設ける。また、必要に応じて、ダムウェーターをショートステイ部門用に設けることができる。
という記載があります。

今回の課題をこのように解釈すると、
       階段4個パターン
というように、住宅部門、デイサービス部門間を区画して行き来できないようにし、それぞれの部門内で2方向避難を成立させる必要があります。
(*住宅部門に設ける階段は通過、EVは2階には着床しない)
2階では上階へ行く階段やEVシャフトが開かずの間になるので、
おかしい。。。何か おかしい。。。
なんてことが起きるかもしれません・・・本当ですか?

なんですがー、
今回の課題は高齢者向けの施設です。課題文に明記はされていませんが、おそらくEV利用がほとんど(除くスタッフ)と思われ、2階のデイサービスには、利用者(定員20人)、スタッフ(9人+医務スタッフ)&ときどき相談に訪れた人という特定多数の利用になります。
設計条件は、
エントランスホール:・住宅部門とデイサービス部門との共用とする。
という要求で、主文に
本施設は、高齢者向け集合住宅(賃貸)に加えて、居住者も利用できるデイサービス機能のほか、・・・
と記載があり、
施設管理室:・施設全体の管理を行う。
という室要求もあります。なので、共用部の清掃等は同じ人が行うような気もします。
などなど考えると、明記はされていませんがH11年課題とは違って、(住宅部門、デイサービス部門、どちらの利用者も利用可能な)共用階段での計画もありなのかも。。。
留意事項にある
エレベーターは、住宅部門とデイサービス部門のそれぞれに1基以上適切に設ける。
から管理区分を明快にするという試験ルールがあるとかなのだろか・・・( ̄O ̄;)


【追記】
昨日のP代表のブログに




・・・一級建築士試験で効率的に合格をつかみたいのであれば,ディフェンスを意識した勉強を実践してください.
と書かれていて、ちょっと混乱( ̄O ̄;)
以前書かれていたのは、
指導する側には,守る指導と攻める指導の2種類があります.
ということでした。
「攻める指導」を受けて「デイフェンス(守り)を意識した勉強」を実践。
なるほどという感じ・・・アタマの体操になります^^;)

2015年10月22日木曜日

センターのH.P.を見にいったら

インテリアプランナー資格制度の変更

なんてお知らせがでていました。(http://www.jaeic.or.jp/shiken/ip/ip-pamplet201510.html

主な変更点は、次のとおりです。
  •  学科試験の年齢制限をなくし、だれでも受験できる。
  •  学科試験の合格者は登録することにより新たな称号「アソシエイト・インテリアプランナー」(准インテリアプランナー)が付与される。
  •  アソシエイト・インテリアプランナー及び建築士は、学科試験が免除される。
  •  受験手数料を引き下げる。

ふーん、という感じですが、名刺に「アソシエイト・インテリアプランナー」なんて肩書き書く人いるかな^^;)
そのうち、「アソシエイト・一級建築士」とかできる、わけないか。受験手数料は下がるかもしれませんが・・

H27_「設計製図の試験」_08

今回の課題では共用部門のレストランとギャラリーは、
地域住民も利用できるレストラン等を設け、地域住民と居住者とが交流できるようにする。
ために計画するもので、
・レストラン及びギャラリーについては、商店街の連続性を配慮するとともに、エントランスホールからの動線を考慮した計画とする。
レストラン:地域住民も利用できるものとする。
ギャラリー:居住者や地域住民等の絵画、工芸等の発表等に利用する。
という特記事項があります。何となくのイメージですが、客層(利用者)のメインターゲットは居住者という感じがしなくもない。施設に併設するデイサービスの
機能訓練室:・食事はレストランの厨房で調理する。
なんて特記事項もあります。
とすると・・・
レストランとギャラリーの位置は1階の東側と決めつけているんですが、居住者のメイン動線(縦動線はEVだと思います)とも近い方がいいのか。
もっとも、運動不足になりがちな高齢の居住者のために、なるべく歩く距離が長くなるようにということを考慮するのもアリなのかもしれませんが・・・本当ですか?
東側コアがメイン(利用者用)?

また、類似課題にH11:高齢者施設を併設した集合住宅
という設計課題があったのですが、こちらは
部門「その他」に
喫茶店:・地域住民を対象とし、他部門とは別経営とする。
    ・施設利用者と交流する場となるようにデイサービス部門からも
     アプローチできるようにする。
という要求でした。こちらは地域住民対象の店舗なので、外部からの直接アプローチ(+
施設内からのサブアプローチ)になると思いますが、
・レストラン及びギャラリーについては、商店街の連続性を配慮するとともに、エントランスホールからの動線を考慮した計画とする。
というときのアプローチは?
ただ単に
外部からのアプローチを取れという設計条件であれば、H22のレストランのように
・外部から直接アプローチできるようにする。
という特記事項でもよかったはず。コピペしないで、言い回しを変えているのは解答案の幅を広げようとしたためなのかもしれません。
「設計製図の試験」の進化はすばらしい単なる深読みという話もありますが ^^;)

2015年10月21日水曜日

H27_「設計製図の試験」_07

今回の課題では、お約束のゾーニングについての留意事項は、
・・・及び共用部門を適切にゾーニングし、・・・
です。部門指定のなかったH23、H21やH22を除いて、例年
・・・及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、・・・
だったのですが、共用・管理部門としないで、共用部門として要求したのには理由があるはず。
(単なる書き漏れかもしれませんが・・・ぼそっ)
おそらくですが、今年の採点のポイントにも
空間構成
ゾーニング・動線計画
という項目はあると思います。共用・管理部門ではなく共用部門としたり、「住宅部門の管理人室」を共用部門のエントランスホールの特記事項で要求したりしたのは、そのようなゾーニングにしてもらいたかったからなのかも?違いが何なのかを考えてみると・・・

H20までの複合施設(異なる機能を複合させた建築物)の課題では、
H20:ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設
H18:市街地に建つ診療所等のある集合住宅
で共用・管理部門ではなく、共用部門という部門設定の出題があります。
24時間開放(かもしれない)型
どちらも各部門(ホテル部門、フィットネスクラブ部門、住宅部門、診療所部門)や共用部門の飲食施設(コーヒーショップ、レストラン)は各々が管理(来訪者の応対、施錠等)を行い、共用部門のエントランスホールは24時間利用が可能(施錠をしない)というようなイメージがあります。
(ニアリィイコール「道の駅」・・・本当ですか?)

それに対して、
H19:子育て支援施設のあるコミュニティセンター
H17:防災学習のできるコミュニティ施設
H16:宿泊機能のある「ものつくり」体験施設
では、共用・管理部門という部門要求で、共用・管理部門内に利用者の入退館を管理するための管理事務室という要求室があります。
夜間は施錠する(と思われる)型
おそらくですが、施設の利用時間外は施錠をして入館できないようにするのだと思います。

H21からは、試験制度が見直されて、
「設計課題(設計対象の建築物)」に関し、異なる機能を複合させた建築物を出題する方式から、比較的シンプルな用途の建築物(主たる機能の部門とこれに関連する部門からなる建築物)とされ、ゾーニングや部門間の動線に関する設計条件が簡素化された出題
となっています。
H25:大学のセミナーハウス
H24:地域図書館
H22:小都市に建つ美術館
という課題では、いずれも共用・管理部門という要求で共用・管理部門(管理部門)に事務室という要求室があります。
おそらく夜間施錠型
常識で考えて、事務室(受付カウンター、案内カウンター)で利用者の入退館の管理を行い、夜間は施設を施錠して利用は受け付けないのだと思います。
昨年の
H26:温浴施設のある「道の駅」
では、
「道の駅」:24時間無料で利用できる・・・です
管理・共用部門に事務室はありますが、設計条件で24時間利用できるように計画すると求められています。

サラッと過去問をみてみると、今回の課題の部門要求が共用部門だったことや、利用者の入退館の管理を行う管理事務室ではなく
施設管理室:施設全体の管理を行う。
という要求室だったこと、エントランスホールの特記事項で
・住宅部門の管理人室を設ける。
といったことにはそれなりの理由がありそう。
違いは何だ
本当のところはわかりませんが、各住戸やレストランは各々で管理(施錠)を行うのだと思います。(絶対鍵を掛けなければいけないというわけではないのですが・・・)
また、デイサービス部門は設計条件に
・夜間においては、デイサービス部門に入れないように計画する。
という特記事項があるので、デイサービス部門の従業員が施錠して退館するのだと考えられます。となれば、エントランスホールは24時間開いているということもありそうです。
などなど考えると・・・
共用部門のエントランスホールに設ける住宅部門の管理人室が管理するのは誰なんだ?
イメージ的には、部外者が住宅部門内に勝手に入らないようにではあるんですが、24時間管理ということは考えにくい。そこまでのセキュリティに配慮したいのであれば、エントランスホールを施錠するようにして、施錠時には入居者だけが入れるようにすればいい話。(ようは合鍵なりセキュリティシステムを導入するとかです)
それより、デイサービス利用者(相談に来た人を含む)が住宅部門に間違って入らないようにするほうが大事そう・・・本当ですか?
そもそも集合住宅という課題なので、
共用・管理部門
(管理)事務室:利用者の入退館を管理する(受付カウンターを設ける)
なんていう条件設定をしてもナンセンスのような気がしますし、
(今回の課題では、デイサービス部門はスタッフルームに受付カウンターを要求です
居住者を訪ねて来た人に氏名を記入してもらい受付??
ギャラリーに来た人は・・・フツー出展者が交替でギャラリー内で行うと思います。
レストランに来た人・・・ありえなーい。
せいぜい配送や住戸内の工事(TVとか)の業者さんの受付くらいだと思います。
とはいえ、試験元が納得するような説明をできるならなんでもアリともいうので、訪問販売等お断りのためとか書くこともできるのかもしれませんが。。。
よくよく見れば、H18の集合住宅でも、住宅部門の管理事務室の特記事項は
居住者の出入りを管理する。
です。
何となくですが、「与えられた内容及び条件を充たす建築物」のありそうな空間構成(ゾーニング)が見えてきそうです。

2015年10月20日火曜日

H27_「設計製図の試験」_06

手順通りに設計条件を整理・分析したら、条件を調整して計画案をまとめていきます。ここまではある意味機械的な作業なので、断面のイメージで吹抜けが北なのか南なのかとか、屋上庭園の位置はどの方位に向けるのがいいのかとかはほとんど考えてません。とりあえずエントランスホール上部や3階(2階の屋上)に約100m2のスペース(吹抜け、屋上庭園)が取れるのかどうかのアタリをつける作業をしているだけです。

まずはApZ(アプローチとゾーニング)なんですが、Apは北入りで決めつけて問題なさげですし、Zも階別(1階共用、2階デイ)で決めつけできそう。今回の課題のメインの(集合)住宅部門の検討をします。

要求室は約30m2の住戸各階12戸。設計条件として気になるのは
建築計画については、・・・
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽に配慮する
という留意事項です。
簡単に条件を充たせそうなのは、片廊下型の住戸配置。日射の遮蔽に配慮して南側廊下というのは、さすがに気にし過ぎだと思うので、北側廊下にして日射の遮蔽はバルコニーで考えるのがフツーっぽい。
日射の遮蔽に配慮しつつ、自然通風を積極的に取り入れることがラクな計画
オーソドックスに両端コアにして、こんな住戸配置だと簡単にまとまりそうな気がします。
北側片廊下型
1、2階はー、
レストランとギャラリーは東側商店街に向けると決めつけているんですが、基準階のコアを降ろしてくると・・・、正面にコアってどうよ??という感じ。
中央のコアはちょっと・・・
北or南にずらして、
中央のいい位置は、レストランとギャラリーに譲ってもらう
特に条件指定はないのですが、
公園が見えるレストラン!とかぁ〜、ギャラリーは展示するのに壁面があったほうがいいよね!!とか思いつくので、
要求室の機能性、快適性、言ったもん勝ち、書いたもん勝ち、なのかも^^;)
とする案がイケてる気がします。・・・本当ですか?
とするとー、3階の屋上庭園は
屋上庭園=南側にできるかも、*\(^o^)/*
と取れそうですが。。。
別の角度からも検討してみます。

2015年10月19日月曜日

H27_「設計製図の試験」_05

今回は吹抜けを、
(エントランスホール)まとまったスペースの吹抜け(約100m2)を設けるとともに、自然採光を確保する。
という条件で求められました。
H26:吹抜けを適切な場所にまとまったスペースで80m2以上設け、
H25:(エントランスホール)1階と2階の空間の連続性を考慮した吹抜けを計画する。
H24:適切な場所(小ホールを除く。)にまとまったスペースで150m2以上の吹抜けを設け、豊かな空間となるように計画する。
と4連投、こうなると伝統とは言わないでしょうけれど^^;
昨年のような設計条件では、何に対して適切と考えたのかという適切さの基準を設定して、その条件を充たすような工夫をした吹抜けを求められたのだと思いますが、今回は“自然採光の確保のため”
です。
考えられるのは、その他の施設等として
送迎用車福祉両等が利用する「車寄せ」をデイサービス利用者の動線に考慮して適切に設ける
の補填のような意味合いとか。
簡単に考えれば、「車寄せ」はエントランスホールの風除室前に設けると思いますが、庇にしろピロティにしろ影になるためエントランスホールが暗くなります。
車寄せ&暗ーいエントランスホール、イメージですよー^^;)
となってしまうときに、吹抜けを設けることで「自然採光を確保」するようにという条件なのかなと・・・本当ですか?
だとすると、簡単なのは上部を吹抜けにして車寄せの庇の上(or上階)から採光を取ってしまう方法。
おそらく、ほとんどの方はエントランスホール北側を入口にしたと思うので、そのまんま上部を吹抜けにして自然採光を確保してしまえば、留意事項の
建築計画については、
自然採光を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽に配慮する。
が充たせる計画になると思います。
「設計製図の試験」というのは与えられた条件を充たす計画であればいいので、開放的なエントランスホールにすることも意図して北側から入ったときに南側の公園まで見通せる計画とすることもできます。ただ、求められているのは自然採光の確保(&日射の遮蔽)なので、南面採光とする場合には何らかの工夫が必要になるような気がします。
蓄積してきた「知識及び技能」を発揮できるような案を選択するという方法もあるのかもですが、難しいことは避け「無い爪を隠して」能ある振りをする、というやり方もあるのではという気もします。

2015年10月18日日曜日

H27_「設計製図の試験」_04

今回の課題は、地上5階建ての建築物なのですが、
エレベーターは、住宅部門とデイサービス部門のそれぞれに1基以上適切に設ける。
という設計条件があります。
住宅部門(3〜5階)に適切に設けるエレベーターは居住者用と考えて問題ないと思うので、エントランスホールから各階に着床するエレベーターを設けるのが適切なのかと思い
住宅部門に設けるエレベーター
と考えたのですがぁ、風の噂で
住宅部門に設けるEVは、デイサービス部門(2階)には着床しない
と考えるのでは・・・という案があるのだとか( ̄。 ̄)
要求室のエントランスホールの特記事項には
・夜間においては、デイサービス部門に入れないように計画する。
という記載があるのですが、夜間はエレベーターをデイサービス階(2階)は不停止設定にして階段室は施錠すればいっかぁと考えたのですが、安易過ぎだったのか・・・( ̄ー ̄;

一方、デイサービス部門に適切に設けるエレベーターは誰がやっても利用者用のエレベーターを1階⇔2階
デイサービス部門に設けるエレベーター
とするのではという気がします。
デイサービス部門を2階に計画した場合、送迎時はエレベーターがほぼ専有状態になると思われるので、住宅部門のエレベーターと兼用で1台では適切に設けたとは言えなさそうな気がします。
なので、デイサービス部門にはサービス用エレベーターを設ければそれぞれ1基以上適切に設けたことになる
とかいうのはどうなの?という感じ^^;)

主文には、

本施設は、(略)居住者も利用できるデイサービス機能(略)を設け、
と記載されているのですが、居住者がデイサービスを利用する際は、住宅部門に設けるエレベーターが2階に着床しなくても
・自力、もしくは介護スタッフが迎え(2階→3〜5階、たぶん階段使用)
・居住しているデイサービス利用者(3〜5階→エントランスホール→2階)
・送りは逆経路
という経路で利用は可能ではあるのですが。ラクしようと考えすぎたのか( ̄O ̄;)
ん〜、どうなんだろう、よくわかりません。
検証(ユープラ参加)するしかないのか・・・、図面を描かなければなりませんが( ̄ー ̄;

また、機能訓練室の特記事項に
・小荷物専用昇降機を設けてもよい
という特記事項はありますが、サービス用エレベーターは、エントランスホールが住宅部門と共用という設計条件なのであったほうがいいような気はします。(食事、リネン(汚物)等用)。設けないからといって条件違反とはならないですが。

一応候補(パターン)として
今回も少数派になってしまったのか・・・( ̄ー ̄;ちーん
といったところを考えなければいけなかった?、ということなのかもしれません。