2016年2月20日土曜日

ユープラ02

レストラン・ギャラリーに関しての設計条件は、
主文の
本施設は、(略)、地域住民も利用できる利用できるレストラン等を設け、地域住民と居住者とが交流できるようにする。
と、要求室の特記事項の
・レストラン及びギャラリーについては、商店街との連続性を配慮するとともに、
 エントランスホールからの動線を考慮した計画とする。
レストラン:・地域住民も利用できるものとする。
ギャラリー:・居住者や地域住民等の絵画、工芸等の作品の発表等に利用する。
留意事項の
建築計画については、次の点に留意して計画する。
① 敷地の周辺環境に配慮する。
② 建築物はバリアフリー、セキュリティ等に配慮する。
③ (略)部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、
  災害時の避難等に配慮する。
④ 自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、
  日射の遮蔽に配慮する。
構造計画
(略)
設備計画については、次の点に留意して計画する。
① 空調設備、(略)等を適切に設けるとともに、環境負荷低減に配慮する。
くらいです。

これらの条件をどう読み取るかでいろいろな解答パターンが出てくるのだと思いますが、前回の表をもう少し細分化して、商店街側からのアプローチを設けたかどうかということも見てみると、
という感じ。
多数派は、レストラン・ギャラリーとも東側にレイアウトして商店街側から出入りできるようにアプローチを設ける案ですが半数まではありません(210案中92案、43.8%)。
設計条件としては、レストランとギャラリーに差はない(どちらも商店街との連続性に配慮し、居住者だけではなく地域住民も利用できる)と思えるのですが、レストランは東側にレイアウトとかレストランにはアプローチを設けるという案が一定数を占めます(210案中86案、41.0%)。どちらか一方だけでよいとする計画意図は不明ですが、それぞれのパターンのランクを見ると、
となります。各パターンでの合格率は
となり、レストラン、ギャラリーとも東側に配置しアプローチを設ける案が、ユープラの合格率(33.8%)をかなり上回っています。

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