2016年2月25日木曜日

ユープラ07

デイ1・2階案を別にすると、4パターンの構成ダイヤグラムは、
となると思います。
「試験」では、これらのパターンを検討するというより、「与えられた内容及び条件」をどう読み取るかということになると思いますが、
・レストラン及びギャラリーについては、商店街との連続性を配慮するとともに、エントランス
 ホールからの動線を考慮した計画とする。
という特記事項は、「◯◯とともに△△を考慮」という書き方から考えて、「商店街からの連続性」というのは、エントランスホールからの動線と対の事柄っぽい。とすると、商店街側からのアプローチだけではなく、エントランスホールからの動線も考慮と読んでよさそう。直接アプローチという条件でないのは、サブエントランスを設ける案でもよいということだったんだろうと思います。
これが、
・商店街との連続性を配慮する。
・エントランスホールからの動線を考慮する。
という書き方であれば、「視認性」を要求されているということでもよさそうですが。
また、
エントランスホール:・住宅部門とデイサービス部門との共用とする。
施設管理室:・施設全体の管理を行う。
という特記事項から考えて、高齢者向け集合住宅とデイサービス施設については、管理主体が異なるため、管理区分が明快な計画とするというような条件は読み取れなさそう。セキュリティに配慮して各階停止のエレベーターでいいのだと思います。

ただの勘ですが。
「試験」に、ウラでいうオトシドコロというものがあるとすれば、
ということだったような気がしています。
今回の「与えられた内容及び条件」では、
デイサービス施設の利用者は1階と基準階とから、
レストラン・ギャラリーの利用者はエントランスホールと商店街とから
施設に入ることになります。
ウラでいうゾーニングの方向性の考え方
バナナの法則
とは矢印の方向が逆の考え方で、
そんなバナナ!の法則・・・大嘘m(_ _)m
この2方向から入ってくる動線があるときの空間の捌き方を見ようとしたのかも?
ユープラの趨勢とは違うので受験生にはスルーされたのかもですが、試験委員がP代表に真っ向勝負を挑んだ?なんて思っています・・・本当ですか?

6 件のコメント:

  1. こんにちは~

    北側から居住者、デイサービス利用者の多くがアプローチ、
    東側から地域住民の多くがアプローチと仮定するなら、(そもそもこの仮定が憶測なんですが)

    標準回答例1案目はレストラン・ギャラリーへ直接アプローチ
    つまり交流の場はレストラン・ギャラリー、地域住民の多くはエントランスホールを使わない。
    標準回答例2案目はサブエントランス案
    つまり交流の場はレストラン・ギャラリー及びエントランスホールも含めて。

    あまりにも潤沢なエントランスホール面積から標準回答例2案目の考え方を期待していたんじゃないかなーと。

    ただ問題文にはそこまでの指示はない。
    設計主文にあいまいに書かれているのみ。

    道の駅の時も同様に設計主文にはあいまいな条件しか書かれていなかったにも関わらず駐車場から渓流まで動線を通した案が有利だった。
    これは地域の核として存在する渓流へ人は目的を持っていく、
    その、人の流れに沿って動線を作ることでお金を落としてもらえるということだと思います。

    設計主文はある意味施設のコンセプトが書かれていて、そのコンセプトに対してなんらかの建築計画的な回答を示せると有利なのかなと。
    去年から図面に注釈も入れられるようになったわけで、自分で考えて設計できる人にはいい時代になった、でも受験生全体としては負担だけが増えたんじゃないかなと思います。

    設計主文に対するなんらかの建築計画的な回答を示す前に最低条件として、
    施設全体のゾーニングと動線計画が課題文に明記されているし最低条件なんじゃないかなと。
    そもそも今回は共用部門、デイサービス部門、集合住宅部門しかないわけで
    その3部門間がゾーニングされていて動線が明確なのが最低条件。
    これも2案目の方がゾーニングの方向性が強い。人の動きがわかりやすいと思います。
    (初めてこの施設を訪れた不特定多数利用者が迷いにくい)

    デイに未着床については高齢者用集合住宅にデイサービスが併設されているのにデイサービス階へ着床しないのは、最初の計画としてそもそもどうなの?
    と思っちゃいましたがユープラ多数派に喧嘩を売っているわけではないです。

    長文失礼しました。

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    1. こんにちは。
      「試験」が「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、」
      というものである以上、読み取った内容(と設計条件)を
      取りまとめられているかどうかだとは思いますが。
      交流とエントランスホールとがなかなか結びつかない^^;)
      高齢の居住者が、そう頻繁に下に降りてくることもないだろうし、
      地域住民もレストランを利用のときくらいしか来館しないだろうし。
      “交流”目的で来館する人たちがいるとしても、100m2の吹抜けのある
      (エントランス)ホールがいるのかなと??

      ゾーニングの方向性については、
      北中央入りで両側に振分けると
      2階の受付(スタッフルーム)が中央に来ることになって
      機能訓練室と浴室とが振分けに。常に受付前を通る計画になりがちです。
      ユープラでは多数派ですし、とりあえず入ればいいのかもですが
      これも違和感があります。

      何か(バナナの法則とか動線分離とかの)マニュアルを守ろうとして
      計画が苦しくなっている案が多いのかなという気がしています。

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  2. 私もsatoさんと同じ感覚です。
    交流目的でこの施設を訪れる人なんて少数派でしょう。
    地域住民の目的はレストランで食事、ギャラリーで鑑賞。
    なのでサブエントランス案の場合は無理やりエントランスホールで交流促進。
    直接APの場合は交流促進していない。よほど魅力的な何かがエントランスホールにあって、それが視認できるか北側へ通り抜けしたいと思わない限り行かない。
    ばかでかいエントランスホールは無駄な空間です。
    サブエントランス案で本当に交流が図れるのかはわかりませんが、他にエントランスホールの使い道がないのでそういうことなんだろうと 笑

    デイサービス内の動線計画まで考慮してなかったんですが、記述で問われてるし、なんらかの考慮は必要でしょうね。
    ただ、施設全体のゾーニング動線計画はあくまで部門間の話でデイサービス内の動線は木に過ぎないと思っています。
    今年はユープラに参加していないのでそこらへんの違和感はわかりません。

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    1. こんにちは。
      ムリクリ考えて、
      公園の管理者と協議、なんていう標準解答例を示したくらいだから、
      ムダに広いエントランスホールの使い道を
      何か考えられた解答案を受験生に期待していた、とか。
      そんなこと考えていたら、時間内で終わらなさそうですが^^;)

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  3. うーん。。。(¯―¯٥)
    サ付き高住のサイトで「地域に開かれた施設」の表示がされていたので
    エントランスホールに100㎡の吹抜け、商店街への連続性とくれば
    そこで交流を行うはずだ、と考えてしまったのですよね。。。(思い込み)
    ユープラ見てるとその考えは私だけではない気はしますが。

    「その施設の特徴」は頭に入れておきつつも、試験は試験と割りきらないといけませんね

    でも 高齢者施設なのにエントランスホールにソファも椅子も無い、という標準解答例はどうなのだろう?とは思っています。交流目的でなくても、お年寄りは座れる場所を探すものだと思っているので(これも思い込みかも?)

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    1. こんにちは。
      今回の課題は、サ付き高住ではなく“サビ抜き”高住なので、
      居住者が高齢者だけの、ただのマンションのイメージでもよさげ。
      元気で自立した高齢者が多いのかもしれないですし、
      2階のデイサービスを利用する方方達は1階には降りてこない。
      (or施設のスタッフに連れられて通るだけ)
      という思い込みもできるかもしれません。

      「試験」は、与えられた条件を充たす計画をするものなので、
      聞かれていることだけに、
      なるべく簡単に応えるほうがまとめやすいと思います。

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