2016年2月29日月曜日

ユープラ10

住宅部門・デイ部門のコア位置と2階の部門内ゾーニングの関係を見るために、ユープラ参加案で標準解答例と同じ空間構成(ゾーニング・動線計画)の案をチビコマにしてみると、
と25案ありそうです。
ただ、よくよく見ると
屋上庭園が2階案(設計条件は2階の屋上(3階床レベル))・・・2案
レストランとは別の厨房を2階に設けた案・・・1案
セキュリティ条件(夜間においては、デイサービス部門に入れないように計画する)を充たせていない案・・・12案
(夜間はEV前にロープをはる、という案やデイではなく住宅部門を閉鎖といった案を含む)
といった、ゾーニングができているといえるのかどうかわからない案があるので、それら除くと12案のみ。
ランク1が10案、ランク2が2案です。
ランク2のうち、1案(O案)はEV(住宅用・デイ用)が2台とも5階まで、もう1案(S案)はデイと住宅のコアがほぼ両端と離れているため、着床はしてもかなり苦しそう。(長い曲がりくねったローカで受付まで行けることは行けそうなのですが・・・)

部門内ゾーニング(グルーピング)もできていたほうがいいのだとは思いますが、その前に合否は決まってしまうのかもしれません。
ちなみに、合格案の方が自分でミスとして図面に書き出している項目には
・吹抜けや屋上庭園部の手摺の表記
・オートロックの表記
・1、2階での庇の位置不整合
・室名表記漏れ(更衣スペース等)
・脱衣室が兼用で、各浴室ごとになっていない
・排気用DSやPS抜け(記述との不整合)
・床面積にバルコニー算入
・エントランスホール床面積に管理人室分を不算入
等などありますが、おそらく合否には関係なかったように思います。

【追記】
上記の25案には、2階の居住者用コアへの出入口に“非常時のみ開放”等の特記が記載されていて、実際には居住者用EVは着床してもデイサービスへ入れないように考えていたのかもという案が5案あります。動線計画としては非着床案と同じように考えていたのかもしれないのですが、5案中3案の夜間にデイへ入れないという配慮ができている案は合格となっています。

【追記の追記】
記述で、
排気用のダクト配管を設置しないことで、経済性を追求した。
と書かれている案がありましたが、「試験」は「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画をし、」というものなので、設計条件を変更することはしないほうがいいような気がします。

2 件のコメント:

  1. まとめお疲れ様ですとしか言いようがありません。

    コアを離しすぎず近づけ過ぎず、スタッフルームで受付しやすい位置っていう
    バランス感覚が重要ですね。

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  2. こんにちは。

    両端コア(避難階段、共用・管理とも兼用)にして、
    1、2、基準階を見渡しながら
    コア(EV)を気合で打てば合格案、
    なのかも。
    7×7とかのEVと階段のセットとかで考えると大変だったんだと思います。

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