2016年7月3日日曜日

換気口実効面積

自然換気(風力換気・温度差換気)の場合、開口部の面積Aは、開口部の抵抗を考慮して、αA(αは流量係数)の開口面積として考えるのですが、一般に自然換気では複数の開口部があるので開口を合成して実効面積を算出します。といっても並列と直列の組合せだけ。
並列開口の場合は、開口A1、A2を通過する流量の合計が開口を通過する流量なので、(そりゃそうだ)
直列開口の場合は、開口A1、A2を通過する流量は等しいので
となります。(合格物語の直列開口のイラストは温度差換気の直列開口のことか??)
なので、
の場合は、まず、A2とA3を並列合成し、次に、A1と(A2+A3)を直列合成すると開口部の実効面積が算出できます。


であれば、実効面積は、√2α m2(α:流量係数)
であれば、実効面積は、0.3/√2α ≒ 0.21α m2(α:流量係数)
となるはず。
もっとも、過去問では給排気口面積が同じという問題しか出題されたことが無いようなので
となるため実効面積の計算が違っても大小関係は変わらないのですが。

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